2021年4月開校

お知らせ

秀光中等教育学校 第14回卒業証書授与式

6年間ともに過ごした仲間のことを忘れずに人生を歩んでいってほしい

2月28日(火)、秀光の第14回目の卒業証書授与式が宮城野校舎のゼルコバホールを会場に行われました。この日、秀光中等教育学校の前身である秀光中学校が誕生して以来の16期生が卒業証書を授与されました。

個性豊かな素晴らしい活動を称えて

 式では、校長先生の手から卒業生に卒業証書が手渡され、続いて、成績優等賞や精皆勤賞など各賞の発表。成績優秀者に贈られる『加藤利吉成績優等賞』は、小野さんが6年連続の受賞を達成しました。6年間学業だけでなく広い分野で活躍したと 『秀光グランプリ』は2名が選ばれ、加藤雄彦校長先生から賞状と楯が贈られました。

秀光グランプリ 受賞者 表彰内容【一部抜粋】

『The Caring Heartful Musician』賞 丸山くん(上杉山通小出身)

 オーケストラ部の部長としてリーダーシップを発揮し、4年次に宮城県合奏コンクールで金賞、5年次には銀賞を受賞。秀光祭では、デュオやカルテットでの演奏をし協奏曲ではソリストとして大役を果たしました。温かな人柄、剛性な責任感、逞しい行動力、卓越な音楽的な才能により数々の足跡を残した功績を称えます。

『The Graceful Litterateuse』賞 小野さん(亘理小出身)

 5年次に「第61回青少年読書感想文全国コンクールで毎日新聞社賞」を受賞、5年、6年次には「青春のエッセー 阿部次郎記念賞」で2年連続最優秀賞受賞という快挙を成し遂げました。校内の自由研究論文では与謝野晶子の女性像を研究。最優秀賞受賞に輝きました。類い稀なる文才と建学の精神を体現する業績を称えます。

秀光はいつでも門戸を開いています

 校長先生は式辞の中で、秀光が平成32年4月より中学校3年間、高等学校3年間の「併設型中高一貫校」として改編されることに触れられました。「秀光中等教育学校は秀光中学校になり、仙台育英学園高等学校の中の秀光コースになりますが、基本的なスタンス、考え方は変わりません。この秀光はいつでも門戸を開いていますので、いつでも訪ねてきてください。6年間ともに過ごした仲間のことを忘れずに、後輩たちのことも考えこれからの人生を歩んでいってほしいと思います」と卒業生に温かい言葉をかけられました。

在校生からの送辞【一部抜粋】

 先輩方の何事にも全力で取り組むその姿勢があればきっとどんな困難にも打ち勝つことができると信じています。私たち在校生は先輩たちから学んだ仲間とともに助け合うことの大切さを忘れずこれまで築き上げてきた伝統を引き継ぎ、今まで以上に先輩方にとって誇れるような素晴らしい学校にするため努力を惜しまず続けていくことを誓います。

卒業生からの答辞【一部抜粋】

 秀光での6年間の足跡を漢字一文字で表すとすれば、漢字の「大」だと思います。「大」という字は「一」に「人」と書きます。私たちは、全てを失ったかのように思えた震災の年にこの秀光に入学し、「一」から出発しました。そして、日々の授業をはじめ研修旅行や学校行事を通し、未来の日本を背負って立つ「人」になれるよう、この秀光で私たちを導いていただきました。まさに、「一」から「人」として「大」きくしていただいた6年間でした。

答辞全文

 卒業式のあとは、秀光の同窓会「欅の会」への入会式が行われました。16期生と秀光との深い絆はこれからも変わらず続いていきます。