2021年4月開校

お知らせ

秀光 令和2年度前期課程 第23期生修了式

秀光中等教育学校としての最後の修了生、
新たな進路に向けての決意を胸に

 2021年2月27日、秀光前期課程(中学校課程)3年間を修了した秀光第23期生29名の修了式が宮城野校舎ゼルコバホールを会場に挙行されました。今年度も感染症対策を徹底した上で行われ、加藤雄彦校長先生から生徒一人一人に修了証書が手渡されました。
 晴れやかに修了式を終えた23期生たちは、これから仙台育英学園高等学校 秀光コース等に進学し、将来の目標を見据えながら更に深く学んでいきます。

  •  
 

校長先生からの式辞【一部抜粋】

 秀光中等教育学校はまさに皆さんの修了で最後となります。これに合わせるように昨年12月に宮城県知事から新たに秀光中学校設立の認可が降りました。これから新しい扉を開いていく皆さんに心からお祝いを申し上げたいと思いますしこれからも励ましたいと思います。改めまして前期課程のご卒業おめでとうございます。
 「志高く夢を見よ。信念を持って先陣を切れ。単に前例がないからと他人が否定したとしても我が道を行け」。アメリカの次期副大統領カマラ・ハリスさんのスピーチは、仙台育英学園建学の精神、『至誠』『質実剛健』『自治進取』の考え方に極めて符合しています。この言葉を、最後の秀光中等教育学校前期課程修了生の皆さんに贈りたいと思います。
 

修了生代表決意表明

第23期生代表 小舘さん(袋原小出身)

 肌寒い風が吹きつつも、暖かな日差しが春の訪れを感じさせる季節になりました。本年度は新型コロナウイルスの流行が続き、行事を行うことが困難な中、私達修了生のために、このような修了式を挙行してくださった校長先生をはじめ、諸先生方に、そしてお忙しい中おいでいただいた保護者の皆様、オンラインライブでご覧いただいている家族の皆様に、修了生一同心より感謝申し上げます。

 今、秀光中等教育学校で過ごした3年間を振り返ると様々な思い出が蘇ってきます。
 前期課程1年生の4月に入学式を迎え、お互いのことが全く分からず、うまく話せるか、仲良くなれるかなど、たくさんの不安な気持ちで秀光での学校生活がスタートしました。日が進むにつれ、お互いのことを理解し、気軽に話せるようになりました。そして、多くの先輩方と協力してチームの優勝を目指した、初めての『スポーツチャレンジ』、会津での加藤利吉先生の顕彰碑参拝や山形蔵王での登山、自主研修などでさらに皆との仲を深めた『グリーンスクール』、クラスメイトと声を合わせて歌い受賞を目指した『合唱コンクール』、皆で楽しくスキーをしながら雪山の危険性について学んだ『スノースクール』。秀光の特色ある行事を経て、さらにお互いの理解を深めることで、不安な気持ちが消え、楽しい学校生活を送ることができるようになりました。

 学習面では小学校の時と比べて難易度が上がるとともに教科数も多くなり、ついていけるのかという不安な気持ちでいっぱいでした。しかし、パソコンを使ったり、グループワークで意見交換したりするなど、今まで経験したことのないようなMYPの授業で楽しく学習することができました。
 3年生では新型コロナウイルスが流行し、なかなか登校できずオンライン授業が続きました。オンライン授業では自分のペースで学習を進めることができましたが、毎日学校に通えることや先生方に直接ご指導いただけること、友達に会えることの尊さを実感できる機会にもなりました。

 私は4月から秀光コースに進学します。今までIB MYPで身につけたATLスキルを活かし、高校1年生でのパーソナルプロジェクトでは自分が興味のある『旅行』について学び、『探究する人』になることを目指します。そして、高校2年生からのIB DPではCAS活動やTOK、さらにレベルアップするDPの学習に励み、資格取得を目指したいと思っています。

 私たち第23期生は、前期課程の修了とともに、それぞれが選んだ道に歩み出し、自分自身をより一層高め、生活信条にあるように、世のため人のために力を尽くせるよう精一杯頑張っていくことをお約束します。

 秀光中等教育学校という学び舎で、同じ時間を過ごし協力し合ってきた仲間達、常に私たちのことを思って支えてくれている家族、毎日の授業や生活面でご指導してくださった先生方、そして何よりもこのようなすばらしい学ぶ環境を与えてくださった校長先生に心から感謝申し上げます。本当にありがとうございました。

 前期課程を修了する私たちは仙台育英学園の建学の精神である「至誠」「質実剛健」「自治進取」の3つを常に心に秘め、これからも自分たちの限界を決めることなく挑戦し続け、誠実に、着実に、輝かしい未来へと歩み続けます。
 最後になりましたが、仙台育英学園のさらなる発展を祈り、高等学校での一層の飛躍を誓って、修了生代表の決意表明といたします。