「関数グラフアート」で
秀光初の世界大会優秀作品に選出!
数学の関数と図形の関係性や平行移動や縮小・拡大に親しみ、それらの知識を応用して絵を描く「関数グラフアート」の世界。秀光コースでは中学3年生MYP数学の授業の一環としてグラフソフト「Desmos」を活用し、高校レベルの円や楕円、三角関数、双曲線などを知り、変数を理解する機会になっています。
2024年度の校内発表会で優秀作品に選出した作品を関数グラフアートの最も大きな大会である「Desmos 2024 Art Expo Featured Graphs」に応募し、秀光中学校3年生の平工 晴望さん(ホライゾン学園仙台小出身)の「Teddy Bear House」が、13~14歳部門の優秀作品20点のうちの1つに選出されました。
2024年度の校内発表会で優秀作品に選出した作品を関数グラフアートの最も大きな大会である「Desmos 2024 Art Expo Featured Graphs」に応募し、秀光中学校3年生の平工 晴望さん(ホライゾン学園仙台小出身)の「Teddy Bear House」が、13~14歳部門の優秀作品20点のうちの1つに選出されました。
平工さんの作品では600以上の数式を使用し、アニメーションも取り入れながら表現しています。今回の入賞は、世界数千点の応募の中から選ばれたもので、世界大会では秀光として初の入賞となります。
作品名「Teddy Bear House」
秀光中学校3年 平工 晴望さん(ホライゾン学園仙台小出身)
関数グラフアートは数学対する苦手意識を変え、気持ちの面でも自信をくれました
正直なところ、私は絵を描くことの方が得意で、数学には苦手意識がありました。でも、今回の関数グラフアートのテーマは『数式を使って絵を描くこと』であり、数式で描けるまっすぐな直線や曲線は『関数グラフアートならではの表現』でもあると気づき、数学に対する印象が変わり、興味を深めるきっかけとなりました。
最初の授業では、左上の窓の部分だけを作っていましたが、数学担当の小保内先生から今回の世界大会のお話を聞き、私も世界大会に出すならと作品製作に熱が入り、窓に扉をつけて開閉するアニメーションを追加し、建物を増やし……と、最終的には600以上の数式を使った作品になりました。アートとしては色の調整にこだわっていて、影や窓ガラスには複数の色を重ねて微妙な色合いを作り出し、より自然で柔らかい印象を生み出せるように表現しました。数学としては、数式の調整や図形の動きの連動に時間をかけて取り組みました。数式に高校で習うsin・cosなどの三角関数を組み込み、はじめは数式をコピーするだけでしたが、細かく数値を変更するうちにその仕組みを少し理解できるようになりました。
秀光中での3年間を通して、私は『クラスの誰にも負けない』と自信を持って言えることは何かをずっと探していました。そこで今回、クラス内のプレゼンテーションを経て、代表として世界大会に入賞できたことが本当に嬉しかったです。私が一番得意だといえるものは関数グラフアートかもしれない、と感じることができました。大会に提出するために時間をかけて向き合い、夢中で取り組めたことも大きく、関数グラフアート作品の奥深さにすっかりハマってしまいました。来年はよりレベルの高い作品を作り上げ、大会2連覇を目指したいと思っています。