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  平成23年度 第64回 全日制課程 卒業証書授与式

 
 
 

 全日制課程の卒業式が3月1日(木)、多賀城校舎グローリーホールを会場に行われました。卒業証書授与のあとには「優等賞」「精勤賞」「皆勤賞」「特別功労賞」などの賞も、各受賞者一人ひとりに授与されました。

“もう一度やり直そう、
負けっちゃくない”

 式辞の中で校長先生は、昨年3月11日に発生した東日本大震災に触れ、「あの大混乱のなかにあって卒業生のみなさんはそれぞれ冷静沈着に行動され、苦難に立ち向かいました。 そしてここまで学業を怠ることなく、各々の進路達成と自らの夢の実現のために努めて来られました」と卒業生たちを讃えられました。また、戦災で焼失した仙台育英学園を建て直すために学園創立者加藤利吉先生が宮城県知事や関係者に宛てた請願書を紹介。「この請願書は、“この学校をもう一度やり直そう。負けっちゃくない”と前進するための勇気を与えてくれたと思っています」と語られました。そして、「 みなさんは苦難をものともせず、逆転を信じて突き進んでいく仙台育英の卒業生であることを誇りに思い、有意義な人生を送っていってもらいたいと期待しています」と結び、卒業生たちにエールを贈りました。

校長先生式辞【全文】



 来賓の方々や父母教師会会長からも祝辞の中で温かいはなむけの言葉が贈られました。

仙台育英での思い出は
かけがえのない宝物です

 続いて送辞。在校生代表の特別進学コース2年小野寺さん(吉田中出身)は送辞の中で「これからも、先輩方がこれまで乗り越えてきた苦難や仲間との楽しい思い出、この学び舎で身につけた知識が役に立つことと思います。本校で巡り会った友人たちとの絆を生涯の宝物とし未来を切り開いていってください」と卒業生を激励しました。

在校生代表 送辞【全文】


 答辞を読み上げた、英進進学コース3年の関本くん(名取二中出身)は、学校行事や部活動などでの思い出を振り返りながら「この学園で得ることのできた思い出が、育むことができた友情が、この先手に入れることのできないかけがえのない宝物です」と語りました。そして、先生方に対して「先生方は私たち一人ひとり気にかけてくださり、朝早くから夜遅く、そして休日の日にまで進路相談をしてくださいました。本当に感謝の気持ちで一杯です。先生方から教わったことを胸に刻み、堂々と仙台育英学園を巣立っていきます」と感謝の言葉を述べました。

卒業生代表 答辞【全文】